(Conference) Japanese language inheritance and FLP by Japanese fathers of Taiwanese-Japanese international marriage families in Taiwan
(学会発表)フィリピンにおける日本人結婚移住者の教育観

(学会発表)台湾在住台日国際結婚家庭の日本人の父親による日本語継承とFLP

台湾在住台日国際結婚家庭の日本人の父親による日本語継承とFLP

  • 学会名:韓國日本語學會 第46回 國際學術發表大會
  • 日時:2022年9月17日
  • 場所:オンライン学会

要旨: 台湾では、台北をはじめとする主要6都市において、台湾の学校に通っている台日国際結婚家庭の子どもを主な対象として、保護者自身が運営する継承語としての日本語(JHL)教育活動が行われている。本研究では、家庭言語政策の出発点となる言語イデオロギーの形成と、JHL活動をはじめとする言語実践を中心に、各地のJHL団体に参加する日本人父親6名にインタビュー調査を行った。 その結果、子どもにとっての日本語は、アイデンティティを支える言語、日本の家族とのつながるための言語、将来の選択肢を増やすための言語として重視されていることがわかった。更に、子どもの日本語教育への自身の参与は、「やりたいこと」「やって当たり前のこと」として対象者に認識されている。 また、台湾各地のJHL活動では、性別に関係なく保護者が中核的な役割を順番に担当するシステムが各地で整いつつあることもわかった。 日本人父自身の留学や就業の外国経験や高度なレベルの外国語習得経験からくる言語イデオロギー、および日本人父親の職種や勤務環境もこうした言語実践を支えている。 今後はJHL活動に参加していない家族を中心とした調査を進めていきたいと考えている。

服部美貴

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